犬にマイクロチップを入れるべき?メリットと法律についての詳しい解説
犬を飼っていると、万が一の迷子や災害時の対策を考えることが大切です。
そんなときに役立つのがマイクロチップです。マイクロチップは犬にとって非常に重要な安全ツールであり、近年、法的な義務化も進んでいます。
今回は、犬にマイクロチップを入れるメリットや、日本の法律を詳しくご説明します。
1. 犬にマイクロチップを入れるメリットとは?

マイクロチップは、犬が迷子になったときや災害時に非常に有効な手段です。
首輪や名札が外れてしまっても、マイクロチップは犬の体内に埋め込まれているため、識別ができなくなることはありません。以下、具体的なメリットをいくつかご紹介します。
- 迷子対策や緊急時の安心
犬が迷子になった場合、マイクロチップの識別番号をスキャンすることで飼い主の情報が確認でき、スムーズに再会できる可能性が高まります。 - 特に災害時など、飼い主と犬が離れ離れになるリスクがある場面では、マイクロチップが頼りになります。
- 盗難防止の効果
犬が万が一盗まれた場合でも、マイクロチップが埋め込まれていれば、所有者を確認する手段となります。 - マイクロチップの登録情報を基に、警察や獣医師が犬の元の飼い主を特定することができるため、不正な譲渡や繁殖に対する抑止力にもなります。
- 健康管理がスムーズ
マイクロチップは飼い主の情報だけでなく、犬の医療情報とリンクさせることもできます。 - 動物病院で診療履歴が簡単に確認できるため、健康管理や過去の治療履歴が把握しやすくなり、犬の医療に役立つことがあります。
2. 日本のマイクロチップに関する法律について
2022年6月1日から、日本では犬にマイクロチップを装着することが義務化されています。これは、改正動物愛護管理法に基づいており、特にブリーダーやペットショップで販売される犬には、マイクロチップの装着が必須です。以下に、法律で義務付けられている内容を詳しく説明します。

- ペットショップやブリーダーの義務
犬を販売する際、ブリーダーやペットショップは必ずマイクロチップを装着し、飼い主の情報を環境省のデータベースに登録する必要があります。このデータベースを基に、迷子になった犬や保護された犬の飼い主を特定することができます。 - 新しい飼い主の義務
新しい飼い主が犬を迎え入れた場合、購入時に装着されていたマイクロチップの情報を更新し、自分の連絡先を登録する義務があります。これにより、マイクロチップを活用して飼い主が特定できる仕組みが整います。 - 既に飼っている犬に対する推奨
義務化は新たに購入する犬に対してですが、既に飼っている犬に対しても、任意でマイクロチップの装着を強く推奨されています。特に、迷子や災害時に飼い主の情報を確認できるため、安心して犬を飼うために有効な手段です。
3. マイクロチップの装着方法と費用について

マイクロチップの装着は、動物病院で簡単に行うことができる処置です。チップはごく小さなカプセル状のもので、専用の注射器を使って犬の首の後ろの皮膚下に挿入します。
このプロセスは犬にとっても比較的痛みが少なく、短時間で終わります。
- 費用の目安
マイクロチップの装着には、通常3000円から5000円程度の費用がかかります。病院によって異なるため、事前に確認しておくと良いでしょう。 - 登録手続きの流れ
マイクロチップを装着した後は、飼い主の情報を環境省のデータベースに登録します。これにより、万が一迷子になった場合でも、保護施設や動物病院でスキャンされた際に飼い主の情報が確認されます。
4. 海外でのマイクロチップ装着の状況
日本だけでなく、多くの国でも犬にマイクロチップを装着することが義務化されています。特に、ヨーロッパやオーストラリアでは、犬を飼う際にマイクロチップの装着が必須となっているケースが一般的です。
- イギリスでは、2016年から犬にマイクロチップを装着することが義務化されており、8週間以上の犬には必ず装着が必要です。
- オーストラリアでも多くの州でマイクロチップの装着が義務化されており、未装着の場合には罰金が課されることもあります。
5. マイクロチップの限界と補完的な対策

マイクロチップは非常に有効ですが、全ての問題を解決するわけではありません。
例えば、マイクロチップにはGPS機能が搭載されていないため、リアルタイムで犬の位置を追跡することはできません。
犬が迷子になっても、マイクロチップは保護されてからスキャンされない限り役立たないため、迷子札やGPS付き首輪など、他の対策も合わせて行うとさらに効果的です。
まとめ
犬にマイクロチップを入れることは、迷子や災害、盗難などのトラブルを防ぐために非常に効果的です。日本では2022年から法律で義務化されており、ペットショップやブリーダーでの販売時には必須です。
既に飼っている犬にも任意での装着が推奨されており、飼い主として安全管理を徹底するための手段としてぜひ検討してみてください。

