犬と人に共通する病気とは?人獣共通感染症について知っておきたいこと

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犬と人に共通する病気とは?人獣共通感染症について知っておきたいこと

犬と私たち人間の間で感染する病気を「人獣共通感染症」(ズーノーシス)と言います。

この病気は、犬から人、あるいは人から犬へと感染する可能性があり、しっかりとした予防が必要です。

ここでは、犬と人の間でうつる代表的な感染症と、その逆のケース、さらには予防方法について詳しくご紹介します。

犬から人にうつる人獣共通感染症

いくつかの感染症は、犬から人に伝染するリスクがあります。これらの病気は、日常的な接触や犬の健康状態によって感染することがあり、注意が必要です。

1. 狂犬病(Rabies)

狂犬病は、犬と人の間で最も知られている人獣共通感染症です。

感染すると致死率が非常に高く、ウイルスは主に犬に咬まれた際に伝染します。

日本では狂犬病予防法により定期的な予防接種が義務付けられていますが、海外では未だに多くのケースが見られるため、旅行などには注意が必要です。

2. レプトスピラ症(Leptospirosis)

レプトスピラ症は細菌が原因の感染症で、汚染された水や泥を介して犬が感染します。

犬の尿に触れることで人にも感染する可能性があり、発熱や筋肉痛、最悪の場合は肝臓や腎臓に深刻なダメージを与えることがあります。

3. 皮膚真菌症(Ringworm)

犬が感染するカビの一種で、人にも簡単にうつります。

犬との密接な接触によって、赤いリング状の発疹が人の皮膚に現れることが特徴です。犬がしきりに掻いていたり、脱毛箇所があったりする場合には、真菌感染が疑われます。

4. トキソカラ症(Toxocariasis)

トキソカラは犬の腸内に寄生する回虫の一種で、犬の便から排泄される卵が土壌を通じて人に感染することがあります。

特に子どもが泥遊びをした際に感染しやすく、感染すると腹痛や下痢などの消化器症状が現れ、場合によっては肝臓や目に問題を引き起こすこともあります。

5. ノミ・ダニを介した感染症

犬に付くノミやダニが原因で、犬から人に病気がうつることもあります。

たとえば、ライム病はダニが媒介する細菌感染症で、犬がダニを通じて人に感染させる可能性があります。発熱や筋肉痛、関節痛などが症状として現れ、適切な治療を受けないと症状が悪化することがあります。

人から犬にうつる人獣共通感染症

犬から人への感染が多い一方で、人から犬にうつる感染症もいくつか存在しますが、その数は比較的少ないです。以下はその代表例です。

1. 結核(Tuberculosis)

結核菌は、人から犬に感染することがあります。結核に長期間かかっている人が犬と頻繁に接触していると、犬も感染リスクが高まります。犬が感染すると、咳や呼吸困難などの症状が現れることがあります。

2. MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)

MRSAは抗生物質に耐性を持つ細菌で、通常は病院内で感染しますが、人から犬にうつることがあります。

感染した人が犬に接触することで、犬に菌が伝染することがあり、皮膚感染症などを引き起こす可能性があります。

犬と人の間で感染を防ぐための予防策

犬と人が健康に過ごすためには、日常的な予防が非常に重要です。特に、人獣共通感染症のリスクを減らすための基本的な対策を取りましょう。

1. 定期的な予防接種

犬に対しては、狂犬病やレプトスピラ症など、定期的な予防接種が欠かせません。獣医師と相談して、必要なワクチンを定期的に受けるようにしましょう。

2. 衛生管理

犬が使用する寝床やブランケット、食器は定期的に清潔に保ち、家の中の掃除もこまめに行いましょう。

犬の体にノミやダニが付いていないかをチェックし、外で遊んだ後は足や体を拭いてあげることも重要です。

3. 適切な接触管理

人間が風邪やインフルエンザなどの感染症にかかっている場合は、犬との接触を控えたり、マスクを着用するなどの対策を取ることが推奨されます。

犬が病気にかかっている場合は、家族全員が感染予防に努めましょう。

まとめ

犬と人の間には、感染が広がる人獣共通感染症があります。

特にノミやダニが媒介する病気や、ウイルスや細菌による感染症には注意が必要です。犬に定期的な予防接種を行い、清潔な生活環境を整えることで、これらの感染リスクを大きく減らすことができます。

もし犬や人に異常な症状が見られた場合は、早めに医師や獣医師に相談して適切な対応を取ることが大切です。

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