こんにちは。大阪でドッグキャッチしつけ教室を運営しています、ドッグトレーナーの金倉です。
「犬をどうやって叱ったらいいですか?」というご質問をいただくことがとても多いので、今回は犬を叱るということについてお話しします。
ぼくは普段から「愛犬はほめてしつけをしましょう」とお話ししているので、基本的に叱ることはおすすめしていません。ただ、生活の中で叱る場面が出てくることもあるでしょう。正直に言うと、ぼくも一日2回くらいは犬を叱っています。ほんのちょっとした注意程度ですが。
それでも、犬を叱るのはできればやめてくださいね、という理由をいくつかお話しします。
すべてのケースで叱ることを絶対にやめなければいけないというわけではありません。問題行動の内容や愛犬の性格、飼い主さんの気持ちによっては、叱る方法で向き合う場合もあります。そういった場合については、直接犬を見てからお話しさせていただきますので、そこだけご了承ください。

できるだけ、犬を叱るのはやめたほうが良いです。
犬を叱ってはいけない理由
1. 本気で犬を叱れる人はかなり少ない。
叱って悪い行動を直すためには、タイミングと方法が完璧である必要があります。しかし、これは習ってできるものではなく、ほとんどの人は上手にできません。たまに「昔飼っていた犬は、一度叱っただけで問題行動を直した」という話を聞くことがありますが、それはその犬の性格と飼い主さんの叱り方がたまたまうまく合ったからにすぎません。多くの人は、そううまくいかないのです。
2. 叱ることのリスクは非常に大きい。
仮にうまく叱れたとしても、しつけは一発で良くなるものではありません。結局、何度か本気で叱らなければならないことになります。その間にタイミングを失敗してしまうと、犬をただ怖がらせてしまうだけです。そうなると、信頼関係を築くのが難しくなり、犬がビクビクするようになってしまいます。
3. 叱ると飼い主自身にネガティブな感情が生じやすい。

犬を叱った後、嫌な気持ちになったり、さらにイライラしてしまうことはありませんか?叱ったのに効果がなかった場合、気持ちはさらに落ち込むでしょう。叱った後に嫌な気持ちが残るなら、それはとてももったいないことです。効果的に叱れないなら、叱るのはおすすめできません。
この3つの理由から、できるだけ犬を叱るのはやめたほうが良いです。
どうしても叱らなければならない場合には、次のポイントに注意してください。
- 望ましくない行動をした瞬間に叱る。
- 叱るときは低い声で。
- 短い言葉で強く叱る。
- 怒りの感情をぶつけず、あくまで「叱る」という行為に徹する。
- 正しい行動をセットで教える。

ただし、このことを頭に入れていても、実際に叱る場面で思い出せるかどうかは別問題です。結局、叱るのが難しいからこそ、ほめてしつける方法をおすすめしています。
YouTubeでは、この内容を動画で解説していますので、ぜひご覧ください。
【動画】犬を叱るのはできるだけやめた方が良いよ

