愛犬が太っているかも?犬の肥満をチェックする方法と対策
犬が太る原因にはいくつかの要因があり、放っておくと健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。肥満は関節に負担をかけるだけでなく、心臓病や糖尿病などのリスクも高めます。この記事では、犬が肥満かどうかのチェック方法や、肥満を予防・改善するための具体的な対策について詳しく解説します。
1. 犬が太りすぎかどうか確認する方法

犬が太っているかどうかは、見た目だけではなく、いくつかの触診や目視での確認方法があります。これにより、愛犬が理想的な体重を維持しているか、肥満気味かを把握することができます。
a. リブ(肋骨)を触って確認する
犬の肋骨を触ることで、体脂肪がどれくらいあるか確認することができます。健康的な犬であれば、軽く触れただけで肋骨がすぐに感じられますが、脂肪で覆われている場合は太りすぎの兆候かもしれません。
- 理想的な体型:肋骨を軽く触れるとすぐに感じられ、薄い脂肪の層がありながらも触った感触がはっきりしている。
- 太り気味:肋骨が少し厚めの脂肪で覆われていて、やや感じづらい状態。
- 肥満:脂肪が肋骨を厚く覆っており、肋骨を触ってもほとんど感じられない場合。
b. ウエストラインを確認する
犬を上から見たときに、ウエストのくびれが見えるかどうかも重要なチェックポイントです。太りすぎの犬は、ウエストが目立たなくなり、全体的に丸くなったように見えます。
- 理想的な体型:上から見たとき、胸からウエストにかけて明確なくびれが見えます。
- 太り気味:くびれがやや不明瞭で、体が全体的にふっくらとして見える。
- 肥満:ウエストラインが完全に消え、全体的に丸くなっている。
c. お腹のラインを確認する
犬を横から見たときに、腹部がどのように見えるかも重要です。太りすぎの犬では、お腹が垂れ下がって見えることがあります。
- 理想的な体型:横から見たときに、胸からお腹にかけてスムーズに上向きのラインができている状態。
- 太り気味:お腹がややたるんで見える、または持ち上がっていない状態。
- 肥満:お腹が垂れ下がり、腹部が胸部と同じ高さになっている場合。
d. 獣医師によるボディコンディションスコア(BCS)
獣医師に診察してもらうと、**ボディコンディションスコア(BCS)**というシステムを使って、犬の体型を詳細に評価してもらえます。BCSは1~9のスコアで評価され、犬の体型がどの範囲にあるかを数値化するものです。
- スコア4~5:理想的な体型で、健康的な体重を保っています。
- スコア6~7:太り気味。ダイエットや運動量の見直しが必要です。
- スコア8~9:肥満の状態で、健康リスクが高まっています。早急な対策が求められます。
2. 犬の肥満が引き起こすリスク

犬の肥満は、見た目の問題だけでなく、さまざまな健康リスクを伴います。以下に、肥満が引き起こす代表的なリスクを紹介します。
a. 関節への負担
体重が増えると、犬の関節や骨に大きな負担がかかります。これにより、関節炎や股関節形成不全、膝蓋骨脱臼など、関節のトラブルが悪化しやすくなります。特に大型犬やシニア犬は、肥満によって関節にかかる負担が増え、歩行に異常が出たり、運動を嫌がることもあります。
b. 心臓病や呼吸器の問題
肥満は、心臓や呼吸器系にも大きな影響を与えます。体重が増えることで心臓に負担がかかり、心臓病のリスクが高まります。また、呼吸器にも負担がかかりやすくなり、運動後に息切れしやすくなったり、暑い日に呼吸が荒くなることもあります。
c. 糖尿病のリスク
肥満は糖尿病のリスクを大きく高めます。体内に脂肪が多くなると、インスリンの働きが低下し、血糖値のコントロールが難しくなります。糖尿病になった犬は、食事制限やインスリン治療が必要になり、日常のケアが複雑化します。
d. 寿命の短縮
肥満の犬は、健康的な体重を維持している犬に比べて寿命が短くなる傾向があります。これは、肥満による体への負担が長期的に影響し、心臓や関節、内臓などの機能が徐々に悪化するためです。肥満は犬の健康寿命にも大きな影響を与えるため、早めの対策が必要です。
3. 犬が太りすぎだと感じたときの対策方法

もし愛犬が太りすぎだと感じたら、以下の方法を実践することで、健康的な体重に戻すことができます。肥満対策は、長期的な視点で行うことが大切です。
a. 食事の見直し
肥満の主な原因である食事管理を見直すことが、体重管理の第一歩です。犬に適したカロリーと栄養バランスを考えた食事を心がけましょう。
- 低カロリーフード:愛犬の年齢や体重に合った低カロリーフードを選び、必要な栄養を取りながら摂取カロリーをコントロールしましょう。
- 食事量の調整:1日の摂取カロリーを獣医師に相談し、愛犬に適した食事量を計算して与えるようにします。
b. おやつの管理
おやつは肥満の原因になりがちなので、おやつの与え方も見直しましょう。健康的で低カロリーなおやつを選び、回数や量をしっかり管理します。
- 低カロリーのおやつ:ニンジンやリンゴ、キュウリなどの野菜や果物をおやつとして与えると、カロリーを抑えつつ犬が満足できるものを提供できます。
- おやつの回数を制限:おやつの回数や量を管理し、食事と合わせてバランスを取ることが重要です。
c. 適切な運動量の確保
犬が十分な運動をすることで、カロリーを消費し、健康的な体重を維持できます。日常的な運動を少しずつ増やし、体に負担をかけすぎない範囲での運動を取り入れましょう。
- 毎日の散歩を増やす:散歩の時間や距離を増やして、運動量を確保します。特に肥満傾向の犬は、急激に運動量を増やさず、少しずつ慣らすことが大切です。
- 室内での遊びを取り入れる:雨の日や外出が難しい場合でも、室内で遊びや簡単な運動を取り入れることでカロリー消費を促進できます。
d. 定期的に体重を測定する
定期的に体重を測定し、愛犬の体重が増加しすぎていないか確認しましょう。体重が増え始めたら、すぐに食事や運動のバランスを見直すことが大切です。定期的に獣医師に相談し、健康状態をチェックすることもおすすめです。
まとめ
犬が肥満かどうかを判断するためには、肋骨やウエストライン、腹部の状態を確認することが有効です。肥満は犬の健康にさまざまなリスクをもたらし、関節の負担や糖尿病、心臓病などの原因にもなります。もし愛犬が太りすぎだと感じた場合は、食事やおやつの管理、運動の増加など、早めの対策が必要です。定期的に体重を測定し、健康的な体重を維持できるようサポートしてあげましょう。

