ナチュロルの給餌量は?成犬や子犬の適正量と与え方のポイントを紹介

ナチュロルの給餌量は?成犬や子犬の適正量と与え方のポイントを紹介 ナチュロル

ナチュロルは、無添加とヒューマングレードの素材にこだわった国産ドッグフード。

ワンちゃんの健康管理を考えたレシピが特徴的な、グレードの高いごはんです。

しかしいくら良いフードだといっても、ただ与えるだけでいいというわけではありません。

ワンちゃんのライフステージや活動量等に応じて、最適な給餌量を管理してあげることも大切です。

この記事では主に下記の内容について紹介していきます。

  • ナチュロルの基本情報
  • 公式が推奨するナチュロルの給餌量
  • 計算式からより詳細な給餌量を割り出す方法
  • 公式のツールでも適正量を計算できる
  • ナチュロルを与える際の4つのポイント
  • ナチュロルと他のフードの給餌量比較

ナチュロルを使っているけど、今の与える量は最適かな?

ナチュロルを試してみたいけど、うちの子にあげるなら給餌量はどのくらい?

そんな風に悩んでいる方はぜひ、目を通してみてください。

ナチュロルの基本情報

ナチュロルはヒトも食べられるような高品質の素材からつくられた、グルテン・グレインフリー(穀物不使用)の国産のドッグフード。

新鮮な動物性食材を全体の55%以上使用し、贅沢なレシピからつくられたごはんです。

全年齢に対応しているので、子犬からシニア犬までの幅広いワンちゃんに合わせることができます。

詳しくは下記の表をご覧ください。

商品名 ナチュロル
主原料 新鮮牛生肉、新鮮鶏生肉、新鮮馬生肉、新鮮魚生肉
カロリー(100gあたり) 400㎉
タイプ ドライフード
内容量 850g
価格(税込) 3,300円
原産国 日本
粒のサイズ 幅約5㎜、長さ5~20の不揃い
対応年齢 全年齢対応(全犬種対応)
販売会社 楽しい製薬株式会社

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公式が推奨するナチュロルの給餌量

下記は、公式ホームページに記載されているナチュロルの給餌量の目安です。

体重1~4㎏の場合の給餌量は下記をご覧ください。

体重  成犬平均値  4か月頃までの幼犬期  4~9か月頃までの幼犬期
1㎏  26g 45g 38g
1.5㎏ 32g 56g 47g
2㎏  38g 66g 55g
2.5㎏  47g 81g 68g
3㎏  55g 96g 80g
3.5㎏   60g 105g 94g
4㎏   64g 113g 102g

体重4.5~9㎏の場合の給餌量は下記をご覧ください。

体重  成犬平均値  4か月頃までの幼犬期  4~9か月頃までの幼犬期
4.5㎏  69g 122g 102g
5㎏   74g 131g 109g
6㎏  83g 147g 132g
7㎏  93g 164g 139g
8㎏  103g 181g 151g
9㎏  111g 197g 164g

体重9.5~50㎏の場合の給餌量は下記をご覧ください。

体重  成犬平均値  4か月頃までの幼犬期  4~9か月頃までの幼犬期
10㎏   120g 212g 176g
15㎏  176g 311g 259g
20㎏  233g 410g 342g
30㎏  313g 552g 460g
40㎏  412g 726g 605g
50㎏   510g 899g 749g

表の数値は1日当たりの給餌量になるので、複数回に分けて与えましょう。

成犬の場合は1日2回以上、子犬の場合は1日3~4回に分けて与えてください。

また、表を見てわかるように体重10㎏以上になると給餌量を少し判断しにくくなります。

おおよその数字を知りたい、他のドッグフードと比べたいという場合には、上記で確認してみましょう。

計算式からさらに詳細な給餌量を割り出すことも可能

既存の表からは大まかな給餌量調節の目安を知ることができますが、より愛犬の条件に合った量を把握したい時には計算式によって割り出すことができます。

これはナチュロルだけで使用できるものではなく、フードのカロリーやワンちゃんの体重などの条件から、様々なドッグフードの適正量を導き出せる計算方法です。

去勢・避妊済みか、妊娠中・授乳中か等、ワンちゃんごとの条件を当てはめて計算することで、さらに詳細な給餌量を算出することができるのですね。

既存の表よりももっと細かい数字を把握して、与える量を判断したいという方はこちらを試してみてください。

愛犬に合う給餌量の計算方法

犬の1日当たりの給餌量を求める計算式は下記の通りです。

1日当たりの給餌量[g]=DER(RER×個体ごとの係数)[㎉]÷フードのカロリー(/g)[㎉]

  • 【DER】 1日あたりに必要なエネルギー量
  • 【RER】 体重ごとの必要エネルギー量
  • 【個体ごとの係数】 犬の年齢等、個体による条件の違いを数値化したもの

また、計算の手順は下記の通りです。

⒈犬の体重からRERを計算する

⒉RERに個体ごとの係数をかけてDERを計算する

⒊DERをカナガンのエネルギー量で割り、1日当たりの給餌量を計算する

RERやDERに当てはめる数字についてはこの後手順ごとに解説していきます。

愛犬の体重をあらかじめ量っておくとスムーズですよ。

RERを計算する

体重ごとの必要エネルギー量【RER】を算出する計算式は下記の通りです。

RER[㎉]=体重[㎏]の0.7乗×70
※70は定数

RERの値はワンちゃんの体重さえわかっていれば、後は計算機で算出することができます。

体重1~24㎏の場合のRERを一覧にしましたのでそちらも参考にしてみて下さい。

体重 RER 体重 RER
1㎏ 70 13㎏ 479
2㎏ 118 14㎏ 507
3㎏ 160 15㎏ 534
4㎏ 198 16㎏ 560
5㎏ 234 17㎏ 586
6㎏ 268 18㎏ 612
7㎏ 301 19㎏ 637
8㎏ 333 20㎏ 662
9㎏ 364 21㎏ 687
10㎏ 394 22㎏ 711
11㎏ 423 23㎏ 735
12㎏ 451 24㎏ 759

個体ごとの係数をRERにかけてDERを計算

【DER】の値を算出する計算式は下記の通りです。

DER[㎉]=RER[㎉]×個体ごとの係数

RERは安静時の必要カロリーを体重ごとに算出した値です。

そこにワンちゃんごとの条件に合った係数をかけることで、1日当たりに必要なエネルギー量DERを計算することができます。

個体ごとの係数は下記の表を参照してください。

犬の成長段階や状態 個体ごとの係数
子犬(生後4か月未満) 3
子犬(生後4~9か月) 2.5
子犬(生後10~12か月) 2
成犬(避妊/去勢している) 1.6
成犬(避妊/去勢していない) 1.8
成犬(肥満傾向) 1.4
成犬(妊娠1~4週目) 2
成犬(妊娠5~6週目) 2.5
成犬(妊娠7~8週目) 3
成犬(授乳期) 4~8
シニア犬(避妊/去勢している) 1.2
シニア犬(避妊/去勢していない) 1.4

DERをナチュロルのカロリーで割り1日当たりの給餌量を計算

DERの値を出せたら、ナチュロルの1gあたりのカロリーで割って1日当たりの給餌量を計算します。

1日当たりの給餌量[g]=DER(RER×個体ごとの係数)[㎉]÷フードのカロリー(/g)[㎉]

ナチュロルの100gあたりのカロリーは400㎉ですから、1gは4㎉ですね。

カロリーの部分を他のドッグフードに置き換えれば、様々なフードでの適正量を算出することも可能ですよ。

給餌量計算の例

では計算式を使った具体的な計算の例を紹介していきます。

ちなみに電卓でRERの値を計算する際、下記のような手順で簡単に計算することができます。

体重4の犬のRERの値

4(体重)×4(体重)×4(体重)=64

64の状態で√を2回押す→2.828…

その状態に70をかける→198

体重4㎏の犬に必要なエネルギー量(RER)は198㎉

この方法で、下記の計算例も参考に愛犬に適した給餌量を割り出していきましょう。

小数点第一位は四捨五入して記載しています。

避妊手術済みの4㎏の成犬の場合

RER=198
DER=198×1.6=317
1日当たりの給餌量=317÷4(㎉/g)=79g

去勢手術をしていない生後6か月2㎏の子犬の場合

RER=118
DER=118×2.5=295
1日当たりの給餌量=295÷4(㎉/g)=74g

去勢手術をした12㎏の成犬の場合

RER=451
DER=451×1.6=722
1日当たりの給餌量=722÷4(㎉/g)=181g

公式のツールでも適正量を計算できる

ナチュロルの公式には、1日あたりの給与量を自動計算してくれるツールがあります。

⒈ワンちゃんの体重を選択
(1~20㎏、30㎏、50㎏)⒉ ワンちゃんの年齢、状態を選択
(4か月頃までの幼犬、4か月~9か月頃の幼犬、成犬)⒊ 「計算する」のボタンを押す

上記の3つのステップで給与量の計算が可能です。

公式サイトに記載の給餌量の一覧表では、体重10㎏以上になると15㎏、20㎏、30㎏のように、細かな体重ごとの給餌量が分かりませんでした。

しかしこのツールでは、体重1~20㎏まで1㎏刻みで選択できます。

残念ながらそれ以上になると30㎏、50㎏しか選ぶことができませんが、体重20㎏までのワンちゃんの場合はこちらで手軽に給与量を計算することができますよ。

成長段階ごとの注意事項

給与量の自動計算結果の下には、子犬期、成犬期、シニア期に分けてナチュロルを与える際の注意事項が表示されています。

【子犬期】

特に小型犬の子犬は空腹で低血糖を起こしやすいため、1日数回に分けて与える・体調や体重をみて量を多くするなど、調整してください。
なお、消化しやすいよう、のどに詰まらせないように、ぬるま湯でふやかしてから与えてください。

【成犬期】
避妊・去勢手術済みのワンちゃんは、手術前よりも必要なエネルギー量が減るため、肥満になりやすい場合があります。但し、個体差がありますので、体調・体重を観察しながらフードの量を調整してください。

【シニア期】
食が細くなったと感じたら、1回量を少し減らすなどして調節したり、消化しやすく、食べやすいように、ぬるま湯でふやかしてあげることをおすすめします。

引用元:国産ドッグフードナチュロル/リーズンワイ公式サイト

計算した給餌量もあくまで目安であり、最終的には飼い主さんによる調節が大切だということですね。

愛犬のライフステージや日頃の様子等を考慮して、フードの量を判断してあげましょう。

ナチュロルを与える際の4つのポイント

ナチュロルを愛犬に与える際に意識したいポイントについて紹介します。

高品質でグレードの高いごはんだからこそ、正しい使い方を把握してワンちゃんの健康維持に最大限役立てましょう。

栄養価が高いので与えすぎに注意

ナチュロルは他のドッグフードと比べると、1日当たりの給餌量が少なく設定されています。

製造過程でかさ増し等を行わず、少しの量にもしっかりと栄養が詰まっている証ですね。

別のフードからナチュロルに切り替える際などは、与えるフードの量が減ることに不安を感じるかもしれません。

しかし量は減っても栄養はしっかりと含まれていますので、与えすぎにならないよう注意しましょう。

ナチュロルの給餌量が他のフードとどれほど違うのかについては、この後の「ナチュロルと他のフードの給餌量比較」の項目で詳しく解説しています。

子犬には適正量を3~4回に分けて与える

子犬は消化器官が未熟で体も小さいため、1度に多くの量を食べることができません。

そのため、一度に多くのフードを食べすぎると消化不良を起こし、下痢や嘔吐につながってしまうことも。

生後3か月~1歳頃までは、適正量を1日3~4回ほどに分けて与えるようにしましょう。

体が成長し成犬に近づくにつれ、回数を2~3回ほどに減らしても大丈夫になります。

また公式の注意事項にもあったように、ぬるま湯でふやかして与えることで消化しやすくなり、のどに詰まらせる危険も少なくなりますよ。

別のフードからナチュロルに切り替える方法

ドッグフードをナチュロルへ切り替えたい時には、急に入れ替えをするのではなく数日かけてゆっくりと切り替えていきましょう。

今まであげていたフードに少量ずつ混ぜ、徐々にナチュロルの割合を増やすようにします。

これは急に食べ慣れていないフードに切り替えると、うんちが安定しない等の体調の変化を引き起こすことがあるからですね。

また警戒心の強い繊細な子の場合は、いきなりフードが変わると食べてくれないことも。

元々のフードに混ぜながら、少しずつ慣らしてあげるようにしましょう。

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開封後は賞味期限にかかわらず2か月以内に食べきる

ナチュロルの賞味期限は製造日から1年です。

ただしこれはあくまで未開封の状態での期限。

開封後はフードの酸化が進み劣化しやすくなりますので、賞味期限は短くなります。

封を開けた後は、パッケージに記載の賞味期限に関係なく2か月以内には食べきるようにしましょう。

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ナチュロルと他のフードの給餌量比較

ナチュロルと同じく国産のプレミアムドッグフードである「このこのごはん」「うまか」と給餌量を比較していきましょう。

成犬期の給餌量は下記の通りです。

〈成犬期の1日の給餌量〉

体重 1~3㎏ 4~6㎏ 7~9㎏
ナチュロル 26~55g 64~83g 93~111g
このこのごはん(3~6歳) 32~73g 91~123g 138~167g
うまか(UMAKA) 27~85g 77~142g 117~193g

子犬期の給餌量は下記の通りです。

〈子犬期(4~9か月頃)の1日の給餌量〉

体重 1~3㎏ 4~6㎏ 7~9㎏
ナチュロル 38~80g 102~132g 139~164g
このこのごはん 51~116g 114~196g 219~265g
うまか(UMAKA) 50~114g 142~192g 215~260g

いずれの場合も、ナチュロルは1日当たりの給餌量が比較的少なく設定されていることが分かりますね。

そのため、使い始めてみると思っていたよりコストパフォーマンスが良いと感じられるかもしれません。

また、少量でいいということはそれだけフードの栄養価が高いということでもありますので、与えすぎには注意しましょう。

給餌量を参考に、最終的には飼い主さんによる調整が必要

ナチュロルの給餌量と、フードを与える際に注意したいポイントについて紹介しました。

愛犬の条件に合う給餌量を詳細に知りたい場合には、この記事で紹介した計算式を使った方法も活用してみてください。

また公式の給与量計算ツールも手軽ですので、体重20㎏までのワンちゃんには特におすすめです。

ただ、これらはあくまで給餌量の目安です。

ワンちゃんの活動量や体力には個体差がありますから、時には飼い主さんが様子を見て調整してあげることも必要ということを忘れないでくださいね。

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