「オレンジ余っちゃったから、この子にあげようかしら?でも犬に与えて大丈夫?」
「オレンジの薄い皮って、与えてもいいの?種は取り出すべき?」
といったオレンジを愛犬に与えても良いのかを調べているそこのあなた。
結論を言うと、オレンジの果実部分は与えても問題ありません。
種や葉、皮の部分を与えるのは避けましょう。
この記事では、以下の内容について説明します。
- オレンジを与える際の注意点
- 与えるときの目安量
- オレンジ以外の与えてもいい柑橘類
- オレンジの効果
オレンジの正しい与え方を知りたい方は、必見の内容です。
犬にオレンジを与えてもいい
食物アレルギー出ない限り、犬にオレンジを与えても問題ありません。
ただし、皮や種は取り除いてあげましょう。
与える際は、果実のみを食べさせることが望ましいです。
子犬や老犬にも同様に、与えても問題ありません。
オレンジ以外の柑橘類も基本的に、与えても問題ありません。
量やこれから説明する注意点を理解して与えてくださいね。
犬にオレンジを与える際の3つの注意点
犬にオレンジを与える際は、以下の3つの点に注意してください。
- 皮は食べてもいいが与えない方が良い
- 種と葉は与えてはならない
- 腎臓に問題がある犬には与えない方が良い
皮は食べてもいいが与えない方が良い
先述で皮は取り除いて与えるように説明しました。
一応犬は、オレンジの皮は外側・内側両方問題なく食べられます。
- 外側の厚い皮
- 内側にある薄い皮
どちらも問題なく、食べられるのです。
しかし食物繊維が多いので、摂りすぎる恐れがあります。
適度なら便のトラブル改善に貢献しますが、過剰に摂ると下痢を起こす原因に。
皮は取り除いて、果実だけを与えるのがおすすめですよ。
種と葉は与えてはならない
オレンジの中にある種は与えないでください。
種が固いため、犬には消化できないからです。
オレンジに限らず、犬に種は食べさせないでください。
皮を取り除くついでに、取ってあげましょう。
オレンジの葉も種と同様、与えないようにしてください。
腎臓に問題がある犬には与えない方が良い
オレンジは、カリウムが多く含まれているのが特徴。
腎臓に問題がある犬は、カリウムを上手く排出できません。
カリウムが、体内に蓄積していきます。
通常の犬なら、尿と一緒にカリウムを排出できるので問題ないです。
過去・現在で腎臓トラブルがあった犬に与える際は、獣医師に相談してから与えてください。
オレンジを犬に与えるときの目安量
オレンジはおやつ程度に与えてください。
犬が必要とする「一日の摂取カロリー」の20%までにしましょう。
必要摂取カロリーは、犬の体重によって異なります。
オレンジのカロリーは、以下の表を参考にしてください。
オレンジの種類 | 100gあたりのカロリー | 1個あたりのカロリー |
---|---|---|
ネーブル | 48kcal | 96kcal |
バレンシア | 42kcal | 84kcal |
与えすぎは、下痢や嘔吐につながります。
オレンジは果糖や水分量が多いので、注意してください。
犬がオレンジを食べる2つのメリット・効果
オレンジを食べると以下の2つのメリットがあります
- 便秘解消が期待できる
- 水分補給ができる
オレンジには、水溶性食物繊維のペクチンが含まれています。
ペクチンは、便秘解消に効果が期待できます。
オレンジは、90%が水分で出来ているのも特徴の一つ。
食べるだけで、水分補給になります。
オレンジにアレルギー反応を持つ犬もいる
他の食べ物と同様、オレンジにアレルギー反応を持つ犬もいます。
初めて与える際は、少量を与えて様子を見ましょう。
食物アレルギーの際に見られる症状は、以下の通りです。
- 体や顔回りをかゆがる
- 下痢
- 嘔吐
オレンジを食べさせた後に、これらの症状が見られたら病院へ行きましょう。
食べさせたオレンジと同じ種類のものがあれば、持参してください。
オレンジ以外の柑橘類で犬に与えても良い食ベ物
犬は基本的に、柑橘類を食べても良いです。
具体的に食べられる柑橘類は、以下の通りです。
- みかん
- ポンカン
- デコポン
- グレープフルーツ
- ブラッドオレンジ
これらの柑橘類は、犬が食べられます。
また添加物のないオレンジジュースも与えてOK。
果汁100%の天然のオレンジジュースを与えてくださいね。
オレンジ以外で食べてよい食べ物
とうもろこし以外にも、与えても良い食べ物はたくさんあります。
食べても大丈夫な食べ物は、以下の通りです。
- きゅうり
- ブロッコリー
- いちご
- バナナ
- りんご
- 鶏肉
- 牛肉
- 豚肉
- まぐろ
- さけ
- さば
食べさせてはいけない食べ物は以下の通りです。
種類 | 食べてはいけない食べ物 |
---|---|
果物 | レモン、ぶどう(レーズン)、さくらんぼ、いちじく、グレープフルーツ、ざくろ、すだち |
野菜 | ネギ、玉ねぎ、にんにく、アボカド、トマト、ギンナン、ニラ |
魚介 | カニ、イカ、エビ、貝、ししゃも、タコ |
豆類 | ビターアーモンド、マカダミアナッツ |
お菓子 | チョコレート、キシリトール |
飲み物 | コーヒー、ココア、アルコール、緑茶、酒類 |
そのほか | ソーセージ、生のパン、香辛料 |
食べ物に含まれる栄養素について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、「オレンジを与える際の注意点・アレルギー」や「オレンジの効果」について解説しました。
以下がまとめです。
- オレンジの果肉部分は与えても良い
- 皮(外皮・内皮)は食べられるが、与えない方が良い
- 種や葉の部分は、与えてはならない
- オレンジ以外の他の柑橘類も基本的に、犬は食べれる
- オレンジに含まれるペクチンは、便秘解消に役立つ
- 食物アレルギーの恐れもあるので、初めて与える際は少量から
- 腎臓に問題のある犬には、与えない方が良い
いかがでしたか。
オレンジは与えても問題ありませんが、おやつ程度の量にしてくださいね。
積極的に与えるほど、体に良い食べ物ではありません。