「うちの子のおへそってどこ?どんな形なの?」
「人間みたいに出べそになったりするの?へそに関わる病気ってあるの?」
といった犬のおへそについて知りたいそこのあなた。
犬のおへそは胴体の真ん中にあります。
へそは凹凸がなく、お腹に平であることが普通であることを知ってましたか。
この記事では、以下の内容について説明します。
- へその位置・見つけ方
- へその役割
- へそが関わる病気
- 犬がへそを向けて寝る心理
位置や役割について、知りたい方は必見の内容です。
犬のおへそは胴体の真ん中にある
犬のおへそは胴体の真ん中あたりにあります。
被毛が「なくなっている」または「薄くなっている」箇所です。
犬によっては、完治した後の傷跡のようになっています。
傷口が開いているわけではないので、特に問題ありません。
お腹は犬にとってもデリケートな部分です。
確認するときは、無理やり体を動かして見ずに、優しく触ってあげましょう。
へそは平らな状態が望ましい
へそは平らな状態が正常。
凹凸がない方が望ましいです。
人間のへそのように出べそになっていたり、へこんでいたりしないのがオーソドックス。
犬もへその緒で親とつながっていた
犬もお母さんの母体の中にいたときは、へその緒でつながっていました。
赤ちゃんを産んだ時に、お母さんがへその緒を噛みちぎってあげるのです。
人間が犬の出産に立ち会う際は、助産師やブリーダーの方が切ってあげます。
へその緒を切る際の位置は、非常に重要。
赤ちゃん犬のお腹のすぐそばできると、流血がして止まらなくなる場合も。
通常は赤ちゃんのお腹から1.5cm~2cm程度、離して切ります。
へその緒は成長とともに平になるのです。
犬のおへその役割
犬のおへその役割は、栄養や酸素をへその緒を通じて、子供へ届けるため。
へその緒通じて、血流で運搬しています。
犬の妊娠期間の2か月間はへその緒が重要な役割を果たすのです。
生まれてからはへその緒は切るので、必要ありません。
出べそになっている場合は病気の可能性がある【臍ヘルニア】
犬の出べそは病気の可能性があります。
臍(さい)ヘルニアという病名です。
臍(さい)ヘルニアとは、体の一部(脂肪や大網も含む)が飛び出してしまっている状態のこと。
大網(だいもう)とは腸全体をつつむ腹膜の一種。
腹壁の内側の面にエプロン上に垂れ下がっているのが特徴。
脂肪や大網だけでなく、内臓の一部が出てしまうこともある危険な症状。
先天性の病気であることがほとんどで、成長と共に治癒していくことが多いで鵜s。
でべそだからといって、確実に臍ヘルニアであるとは限りません。
一般人には判断が難しいので、出べその場合は、病院を受診してみるのがおすすめ。
臍ヘルニアの症状がみられやすい犬種
臍ヘルニアが見られやすい犬種は、以下の通りです。
- シーズー
- ペキニーズ
- アメリカン・コッカー・スパニエル
- エアデールテリア
- キャバリア
臍ヘルニアになりやすいだけで、必ずなるだけではありません。
なりやすい理由は、遺伝が関係していると言われています。
犬がへそを上に向けて寝ているときはリラックスしている
犬によって寝相・寝方は様々。
安心度が高いほど、立っている姿勢から離れていきます。
へそを向けて寝ているときは、リラックスしています。
立っている姿勢からかけ離れており、外的が来てもすぐには逃げられません。
室内犬が自宅で寝る場合は、全く問題ないです。
野生の犬などでは、めったに見られない寝方です。
へそを向けて寝る以外にもいろんな寝方があります。
- 丸まって寝る
- 横向きに寝る
- うつ伏せで寝る
- 伏せの状態で寝る
- 少しだけ丸まって寝る
上記の寝相・寝方の心理状態については、以下の記事で解説しています。
興味のある方は、ぜひ下記記事もご覧ください。
犬の寝相ごとの心理状態は?問題のある寝方・いびきについても紹介
まとめ
この記事では、犬のへその位置や役割について紹介しました。
以下がまとめです。
- 犬のへそは胴体の真ん中にある
- へその部分は被毛が薄くなっている
- へそは凹凸がなく、お腹に平面であることが一般的
- へその緒を通じて、犬も母親から栄養を与えられていた
- 出べそになっている場合は、臍ヘルニアの可能性がある
- へそを天井に向けて寝ている場合、非常にリラックスしている
いかがでしたか?
愛犬のへそは見つかりましたか?
傷跡になっている場合や特になにも見つからない場合もあるでしょう。
出べそになっている場合は、病気の可能性もあるので、病院で相談してみましょう。