「ブルドッグとフレンチブルドッグ以外にも、種類あるの?」
「ブルドッグとフレンチの違いって?パグとはどう違うの?」
といったブルドッグの種類や違いについて、調べているそこのあなた。
ブルドッグは、全部で4種類です。
現存するブルドッグでは3種類。
この記事では、以下の内容について説明します。
- ブルドッグの種類
- 各ブルドッグの大きさや原産国
- ブルドッグの歴史や寿命
- ブルドッグの毛色
- パグとの違い
- ブルドッグと似た犬
ブルドッグについて、詳しく知りたい方は必見の内容ですよ。
ブルドッグの種類は4種類
ブルドッグは、4種類に分けられます。
- フレンチ・ブルドッグ
- イングリッシュ・ブルドッグ
- アメリカン・ブルドッグ
- ミニチュア・ブルドッグ(絶滅)
4種類の内、「ミニチュア・ブルドッグ」は絶滅してしまいました。
現状としては、3種類しか地球上にいません。
フレンチ・ブルドッグ
フレンチブルドッグは、フランス生まれの小型犬。
イングリッシュブルドッグと、パグやテリアの交配によって生まれた犬とされています。
フランスでとても人気を博している犬で、著名人が飼っているケースも。
現存する種類のブルドッグでは、一番ミニサイズ。
立ち耳タイプのワンちゃんです。
体高 | 24~35cm |
---|---|
体重 | 10kg前後 |
サイズ | 小型犬 |
毛色 | ホワイト/ブリンドル/フォーン/ホワイト&ブリンドル/タン |
原産国 | フランス |
イングリッシュ・ブルドッグ
イングリッシュ・ブルドッグは、イギリス・イングランド生まれの中型犬。
一般的に「ブルドッグ」と呼ばれるのがこのタイプです。
イングリッシュ・ブルドッグが出産する際は、帝王切開が主流。
医療費がかかるため、イングリッシュ・ブルドッグの値段相場も高くなってしまいます。
中型犬の中でも寿命の短い犬種。
「ブルドッグ特有の遺伝性疾患が多いこと」や「死産率が高い」ことが、平均寿命が低い原因の一つ。
イングリッシュブルドッグは、現存する3種の中では中くらいの大きさ。
日本でも多く見られるタイプです。
体高 | 30~41cm |
---|---|
体重 | 25kg前後 |
サイズ | 中型犬 |
毛色 | ブリンドル/レッド/フォーン/ファロー/ホワイト/パイド |
原産国 | イギリス、イングランド |
アメリカン・ブルドッグ
アメリカンブルドッグは、アメリカ生まれのブルドッグ。
イングリッシュブルドッグよりも大きく、足が長いです。
体重も重く、大きいタイプだと58kg程度もあります。
日本のやや小柄な成人男性と同じくらいの体重です。
現存するブルドッグの中では、最も逞しいタイプ。
忠誠心が強く、家族重いなことで知られています。
体高 | 50~70cm |
---|---|
体重 | 27~58kg |
サイズ | 大型犬 |
毛色 | ホワイト/ブリンドル/フォーン/ブラウン/レッド |
原産国 | アメリカ |
ミニチュア・ブルドッグ
絶滅してしまったタイプのブルドッグです。
イギリスのイングランド生まれのワンちゃん。
1930年代に絶滅したとされています。
フレンチ・ブルドッグが人気になったことから、人気競争に負けて絶滅してしまったと言われています。
最近、海外で交配によりもう一度作り出そうとしているタイプの犬です。
ちなみにミニチュア・ブルドッグは、イングリッシュブルドッグとも似ていません。
イングリッシュブルドッグの小型版という訳ではないので、覚えておきましょう。
体高 | ー(不明) |
---|---|
体重 | 11~18kg |
サイズ | ー(不明) |
毛色 | ー(不明) |
原産国 | イギリス |
JKC公認のブルドッグは2種類のみ
JKC(ジャパン・ケネル・クラブ)公認のブルドッグは、2種類のみです。
以下の2種類です。
- ブルドッグ
- フレンチブルドッグ
ジャパンケネルクラブは、一般社団法人の国際的愛犬団体。
- 純粋犬種の犬籍登録
- 有能・優良犬の普及
などの活動を指定している団体です。
日本ではフレンチブルドッグが人気
2021年の犬種別犬籍登録頭数は、以下の通り。
犬種 | 頭数 |
---|---|
フレンチ・ブルドッグ | 12,942件 |
ブルドッグ | 925件 |
参考:一般社団法人ジャパン ケネル クラブ「2021年犬種別犬籍登録頭数」
フレンチブルドッグがとても多いことが分かりますね。
ちなみに、フレンチブルドッグの登録頭数(2021年)は全犬種の内で5位。
ブルドッグは30位でした。
フランスだけでなく、日本でもフレンチブルドッグが愛されていることが分かりますね。
ブルドッグはこんな犬
ブルドッグを以下の項目に分けて、解説します。
- 歴史
- 特徴
- 寿命
- 性格
歴史
ブルドッグは、「ブルベイティング」のために生み出された犬種。
ブルベイティングは、娯楽用の見世物のこと。
牛を拘束した状態で、数頭の犬を放ち、牛を倒させる見世物。
この牛に攻撃する犬種として、ブルドッグは改良のもと生まれました。
マスティフ系統の犬種の改良や交配を繰り返して、生まれたと考えられています。
今はブルベイティングが禁止となっているので、こういった見世物に利用されることはなくなりました。
しかし見世物がなくなったため、ブルドッグは繁殖されることが無くなり、絶滅しそうにもなったとされています。
特徴
ブルドッグの特徴は、以下の通りです。
- 肩幅が広い
- 重心が低い
- 体は筋肉質
- 体高は低い
- 下あごが出ている
- 頭が大きい
- 性格は勇敢
- 骨盤が小さい
以上の特徴があります。
見世物犬としても飼われていましたが、意外と苦手なことも多い子です。
- 出産がしづらい(骨盤が小さいため)
- 泳げない
などの他の犬が正常にできるのに対し、苦手とする一面もある子です。
寿命
寿命は、ブルドッグの種類によってもバラつきがあります。
詳しくは、以下の表をご覧ください。
種類 | 平均的な寿命 |
---|---|
フレンチ・ブルドッグ | 10~12歳 |
イングリッシュ・ブルドッグ | 8~12歳 |
アメリカン・ブルドッグ | 10~15歳 |
性格
ブルドッグの性格は、「忠誠心が強く、愛情深い」とされています。
見た目とは裏腹に、温和な性格で、優しい子が多いです。
一方で警戒心が薄いので、番犬には向かないとされています。
ブルドッグの毛色は4種類
ブルドッグの毛色は、以下の4種類です。
- 単色
- パイド
- ブリンドル
- スマット
単色
単色とは、毛色が1色のみ。
全身が1色で構成されているワンちゃんです。
- ホワイト
- ファロー(淡い黄色)
- レッド
- フォーン(金色がかった茶色)
単色のブルドッグは、珍しいです。
パイド
パイドは白色の毛色がメインで、ところどころ別の色がある犬。
白地がメインで、一色か二色程度別の色があります。
パイドは人気の毛色です。
ブリンドル
ブリンドルは、黒地がベースの毛色。
ベースの毛色に、茶色やタン、金などの差し色がところどころ混ざっている毛色です。
スマット
スマットは、マスクやマズルの部分の色が黒。
その他は、単色を基調としている毛色です。
フレンチブルドッグとパグとの違い
フレンチブルドッグとパグの違いは、以下の部分。
- 耳
- 歯
- 尻尾
詳細は、以下の表の通りです。
違いのある部分 | ブルドッグ | パグ |
---|---|---|
耳 | 立ち耳(コウモリ耳) | 垂れ耳(ローズイアー、ボタンイアー) |
歯 | 鋭い | 鋭くはない |
尻尾 | 尻尾がないまたはスクリューテール | 後頭部の方向に巻かれている |
ブルドッグと似た犬
ブルドッグと似ている犬は、以下の犬たちです。
- ボストンテリア
- パグ
- アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
- スタッフォードシャー・ブル・テリア
- ボクサー犬
ボストンテリア
ボストンテリアは、アメリカ生まれの犬。
フレンチ・ブルドッグとかなり似ていますね。
初見の人では、見極められないでしょう。
パグ
フレンチブルドッグと体高まで同じくらいの犬です。
アメリカン・スタッファードシャー・テリア
名前にもある通りの、アメリカ生まれの犬。
体型がブルドッグに近しい似ています。
スタッフォードシャー・ブル・テリア
イギリス生まれのワンちゃんです。
中型犬に分類されます。
イングリッシュ・ブルドッグに似ていますね。
ボクサー犬
下あごが突き出ているところが似ていますね。
筋肉質で、体が引き締まっています。
ボクサーです✊🧐
ボクサー犬は飼い主に忠実で忍耐強く、番犬としての要素を兼ね備えています😁
観察力に優れ、飼い主さんをはじめ周囲の人間の行動を観て、行動を合わせることができます✨👍 pic.twitter.com/MKSQ7ZdIow— 五代雄介 TT小隊広報部係長補佐代理 (@godai_godai) June 28, 2022
まとめ
この記事では、「ブルドッグの種類」や「歴史や毛色」などについて、解説しました。
以下がまとめです。
- ブルドッグは、4種類に分類される
- 現存するブルドッグは、3種類しかいない
- 一般的に言われるブルドッグは、「イングリッシュ・ブルドッグ」
- 日本ではフレンチブルドッグが人気
- ミニチュア・ブルドッグは絶滅しており、現在はどこにもいない
- JKC公認のブルドッグは、2種類のみ
- フレンチブルドッグとパグでは「耳・歯・尻尾」などに違いがある
いかがでしたか?
ブルドッグの種類を始め、歴史や特徴など概要を解説しました。
この記事を読むことで、ブルドッグについてかなり詳しくなったと思います。
当サイト(わんわんナビ)では、いろんな犬のコラムを投稿しています。
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