ミニチュアダックスフンドは、その独特の外見と愛嬌のある性格から、世界中で人気の高い犬種です。
しかし、飼い方やしつけのコツを理解しておかないと、健康や行動面でトラブルを抱えることもあります。
ここでは、ミニチュアダックスフンドの歴史、特徴、飼育の際の注意点、そしてしつけのポイントを詳しく解説します。
ミニチュアダックスフンドについて徹底解説!

ミニチュアダックスフンドの歴史
ミニチュアダックスフンドは、もともとドイツでアナグマ狩りに使用されていた犬種です。
「ダックス」はドイツ語で「アナグマ」、「フンド」は「犬」を意味しています。アナグマを追いかけるため、地面に潜り込めるように体が長く、足が短くなるように改良されました。
19世紀後半になると、さらに小型の「ミニチュア」ダックスフンドが開発され、小型の動物(ウサギなど)を狩るために使われました。
彼らはその狩猟本能と、小さくても機敏な動きが評価され、世界中に広まり、現在では家庭犬として愛されています。
ミニチュアダックスフンドの特徴

ミニチュアダックスフンドは、他の犬種にはないユニークな特徴を持っています。以下はその主なポイントです。
- 体型: 胴が長く、足が短いのが特徴で、見た目にとても個性があります。体重は通常4~5kg程度、体高は15cm前後です。
- 被毛タイプ: スムース(短毛)、ロング(長毛)、ワイヤー(硬い毛)の3種類があります。被毛のタイプに応じて、ブラッシングやケアの方法を工夫する必要があります。
- 性格: ダックスフンドは活発で好奇心旺盛。狩猟犬の歴史があるため、自信に満ち、独立心が強いです。賢く、しつけを受けやすい反面、頑固さを見せることもあります。
- 運動量: 小型犬ですが、活動的で運動を好むため、毎日適度な散歩や遊びを提供する必要があります。狭い場所でも走り回るのが得意です。
ミニチュアダックスフンドの飼い方の注意点

ミニチュアダックスフンドを健康に育てるためには、いくつかの注意点があります。特に、彼らの体型や性格に合わせた飼い方を心がけましょう。
1. 椎間板ヘルニアの予防が重要
ミニチュアダックスフンドは胴が長く、背骨に負担がかかりやすい体型をしています。そのため、特に気を付けたいのが椎間板ヘルニアです。
階段の上り下りやソファからの飛び降りといった行為は、背中に過剰な負担をかけてしまうため避けるようにしましょう。
対策:
- 家の中では階段を避け、ソファやベッドに登るときにはステップを使わせると良いでしょう。
- 高いところから飛び降りないように、注意深く見守ることが大切です。
2. 肥満予防が大切
ダックスフンドは小さな体に脂肪がつきやすく、肥満になりやすい犬種です。
肥満は健康を害し、特に背中にさらなる負担をかけます。適切な食事管理と定期的な運動を心がけましょう。
対策
- 適正な食事量を守り、おやつの与えすぎに注意しましょう。
- しっかりと毎日運動させ、余分な体重を増やさないようにします。
3. 寒さ対策を万全に
ミニチュアダックスフンドは体が地面に近いため、寒さを感じやすい犬種です。
特にスムースコートのダックスフンドは寒がりですので、寒い季節には防寒対策が必要です。
対策
- 冬場には犬用の洋服を着せたり、室内の温度管理に気を配ることが大切です。
- 散歩中には冷たい風や寒い地面から体を守るようにしましょう。
ミニチュアダックスフンドのしつけのポイント

ミニチュアダックスフンドは賢い犬種で、しつけをしっかり行えば従順になりますが、少し頑固な面もあります。しつけには忍耐と一貫性が求められます。
1. 早期の社会化が鍵
ダックスフンドは好奇心旺盛で警戒心も強いため、早期の社会化が非常に重要です。幼い頃から他の犬や人、さまざまな環境に慣れさせることで、成犬になったときに落ち着いて行動できるようになります。
対策
- 幼犬期からいろいろな場所に連れて行き、他の犬や人との交流の機会を積極的に持たせましょう。
2. 一貫性のあるルールを設定
頑固な一面を持つため、飼い主が一貫した態度でしつけを行うことが大切です。家族全員が同じルールで接し、混乱させないようにすることが成功のカギです。
対策
- 「ダメなことはダメ」というルールを明確にし、家族全員で統一したしつけを心がけましょう。
3. ご褒美を使ったポジティブな強化
ダックスフンドは賢い犬なので、褒められることやご褒美が大好きです。しつけの際には、正しい行動をしたときにおやつや褒め言葉でポジティブな強化を行いましょう。罰を与えるよりも、褒めることで学習意欲が高まります。
対策
- 良い行動をしたときにはすぐにご褒美を与え、ポジティブな強化でしつけを進めましょう。
4. 無駄吠えに注意
ダックスフンドは警戒心が強く、吠えることが多い犬種です。無駄吠えが問題にならないよう、早期に「静かに」のコマンドを教えることが必要です。
対策
- 吠えたときには無視をして、吠えるのをやめたら褒めるなど、静かにする時間を増やす工夫が有効です。
5. 知的な刺激も大切
ダックスフンドは知的であるため、運動だけでなく頭を使う遊びや知育トイを使った刺激が大切です。これにより、精神的にも満足感を得られ、退屈から来る問題行動を防ぐことができます。
対策
- 知育トイや新しいコマンドを教えるトレーニングを行い、知的刺激を与えましょう。
まとめ

ミニチュアダックスフンドは、そのユニークな体型と活発な性格で、多くの飼い主に愛されています。
飼育の際には、椎間板ヘルニアや肥満の予防、寒さ対策などを徹底し、健康を守りましょう。
また、しつけにおいては一貫したルールとポジティブな強化を心がけることで、賢く従順な愛犬に育てることができます。

